トムさんから日本の皆さんへのメッセージ(日本語訳あり)

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トムさんから日本の皆さんへのメッセージ(日本語訳)

ハロー、日本の皆さん。これはビデオグリーティング(挨拶)です。
この4月のAD認定コースの後に、フェイスブックで、私は引退して日本でのトレーニングをもう行いわないと表明したところ、日本の方が驚いているということを聞きました。申し訳ありません。突然なアナウンスメントをしてしまって。そこで、少し説明をさせてください。
まず、絶対に戻らないとは言ってません。ぜひ戻りたいと思っています。でも、すぐでは
ありません。来たる16−18ヶ月は戻りません。それには理由があります。
でも、まずは皆さんにお礼を言わせてください。多くの体験と学んだことについて。
私は常に日本と日本の文化に興味を持っていました。そして多くのことを学び、ダイアローグに
ついても多く学び、多くの友人もできたことに、とても感謝しています。
アドベンチャーをありがとう、おおきに
また(日本に)戻りたいと思っています。でもすぐにではありません。
フィンランドからの若い同僚が代わりに(ダイアローグの)トレーニングします。彼らはとても優秀です。彼らのためのスペースを作るために一歩、引き退きます。彼らはとても優秀で、私よりダイアローグの経験豊かです。彼らはトレーナーとしてとても腕が良いです。そして日本人講師トレーナーも同様です。私は、彼らをとても信頼しています。彼らは、ダイアローグを日本の文化でどのように取り入れるかをよく知っています。だから今後の展開がとても楽しみです。ダイアローグをどのように盛り上げていくかを見ることが。そして、私はDPIからは引退してはいません。何故なら、私はまだ理事をしています。さらに今後の企画にも携わっています。将来とても素晴らしい企画が待っています。新しいことや新しい分野でのダイアローグです。すでにこの10月(&11月)、そして来年は私はいないのですが、私の同僚が居合わせることになるでしょう。
だから私はまったく舞台から引き退いたわけではありません。どちらにしても、とても経験豊富で創造力のある人たちがいます。私の同僚たちが日本でうまくやってくれることを確信しています。
ところで、日本の皇女が、フィンランドを訪問され、2つのことにとても関心を持たれまし
た。ネオボラという家族支援システムとダイアローグです。それはフィンランドのテレビで
放映されました。ダイアローグはだから日本では、とてもビッグなことのようです。そして、
それはさらに大きくなると確信しています。では、何故、引き下がらなければならなかった
かを述べることにします。

私は、ダイアローグの研究と著作活動とトレーニングを30年間ほど、同僚と一緒に、時には
自分一人で、異なった国々で行ってきました。ところが実は同時に別なこともずっとしていたのです。それは小説書きです。歴史小説を書いてきました。2500年前の地中海からインドに渡る地域のことです。ペルシャ帝国が拡大して東から西にかけて文化の接触があった頃のことです。それが私が23年ほどかけて調査をして小説として書いてきました。歴史的事実に、性と暴力と哲学のフィクション部分が混じった冒険物語と言えるでしょう。これらの本は500ページ以上あります。第5巻まで出ています。最後の第6巻目を私は今、書いているところです。この著作活動に全ての時間を費やしています。来たる1年半はトレーニングや研究調査やその他の仕事をせず、一切、どんな会議にも出席しません。何故なら、皆さんもダイアローグで知っているように、相手の人たちと一緒にその時、そこにいる必要があるからです。でないと、あなたはダイアローグの中にいることにならず、あなたのマインドはどこか別なところにいることになります。小説を書くのも同じことです。
作り上げようとしている世界の主人公たちと一緒にそこにいる必要があります。その世界とは、古代ペルシャで、その当時のことを20年以上も調査してきました。そこに描かれる主人公たちは実在した人たちもフィクションの人たちもいるのですが、私はその人たちと一緒に生活しているので、その人たちとダイアローグすることと、ADトレーニングの両方を同時にすることができないのです。でないと私は小説の世界にいないことになります。この両者は、油と水のようなもので、混ぜることができないのです。私は今、小説に全てを投入しています。それゆえに、この4月にこれから最低1年半は、小説家としてのもう一つの人生に時間を投入できるように、引き退くと表明したのです。
最後の第6巻目では私の主人公を北インドに導きます。それは初期の仏教の時代です。そのために2500年前の北インドの初期仏教についての調査を行っています。
私は、その地域を旅したことがあります。さらにエジブトからアフガニスタンまでも旅をしたことがあります。これらの地域を実際に見たことがあるので、それらの地域を想像することができます。そして、私は古代の時期にこれらの地域に行ったことはありませんが、想像の中で行くことができます。
第6巻目はこのシリーズの最後のパートになるでしょう。そのためには山ほどの作業があるので、それに集中することにします。
またお会いするでしょう。さようなら。

トム・エリック・アーンキル
2019年8月20日 

(片岡豊訳)